朝日新聞社が16、17両日に実施した全国世論調査(電話)で、安倍晋三首相の自民党総裁4選への任期延長について尋ねると、「賛成」27%、「反対」56%だった。同党の二階俊博幹事長が連続3期までの総裁任期を延長する可能性に言及したが、有権者の間で支持は広がっていない。
世論調査―質問と回答〈3月16、17日〉
支持政党別でみると、自民支持層は賛成46%、反対39%に対し、無党派層は賛成17%、反対62%。公明支持層は賛成が3割程度、反対が4割程度だった。
年齢別では、30代以上は反対が多数を占めた。18~29歳で賛成40%、反対38%に対し、30代は賛成32%、反対47%。60代は賛成21%、反対69%、70歳以上は賛成18%、反対64%だった。
安倍首相の自民党総裁4選をめぐっては、二階幹事長が12日の記者会見で、4選を可能とする党則改正について、「余人をもって代え難いというときには、何ら問題はない」と発言した。安倍首相は14日の参院予算委員会で、「自民党の規約によって4選は禁じられている。党総裁としてこのルールに従うのは当然のことだ」と述べている。
一方、今夏の参院選の比例区に…