女性に睡眠作用のある薬を飲ませて性的暴行を加えたとして、昭和大学病院(東京都品川区)の医師2人が準強制性交などの疑いで逮捕された事件で、警視庁は19日、当時この女性と一緒にいた別の女性に対する準強制性交未遂などの疑いで内科医の金古政隆(28)=東京都品川区西中延1丁目=と研修医の大林久晃(26)=横浜市都筑区荏田東4丁目=の両容疑者を再逮捕し、発表した。
女性抱えて連れ込む様子、防カメに 性的暴行容疑の医師
捜査1課によると、金古容疑者は「薬は飲ませていない。わいせつ行為はしたが、合意です」、大林容疑者は「薬のことは分からない。わいせつ行為はした」と供述しているという。2人は1月18日深夜~19日早朝、JR目黒駅近くのカラオケ店で20代女性に睡眠作用のある薬を混ぜた酒を飲ませ、意識をもうろうとさせた状態で金古容疑車宅に連れ込み、性的暴行を加えようとした疑いがある。
女性の体内からは睡眠作用のある薬の成分が検出されており、同じ成分を含む処方薬が金古容疑者の自宅マンションから見つかっているという。他にも同様の被害相談があり、同庁が関連を調べている。