20日午後3時20分ごろ、東京都千代田区霞が関1丁目の東京家庭裁判所の1階建物内で「女性が首を刺された」と110番通報があった。警視庁によると、女性(31)が首付近を刃物で刺され、心肺停止の状態で病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。警視庁は、女性の夫で、米国籍の男(32)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。2人は離婚調停中だったという。
丸の内署によると、夫は事件後に逃走したが、近くの日比谷公園内で身柄を確保された。確保時にはナイフを少なくとも3本持っていたという。逃走中に捨てたものもあったという。夫は自分の両手首を切り入院した。命に別条はないという。
2人は離婚調停のため裁判所を訪れていたという。夫が裁判所の手荷物検査場前で待ち伏せし、現れた女性に襲いかかったとの目撃情報があるという。署が詳しい経緯を調べている。