コカインを使用したとして、警視庁は29日、薬剤師で東京慈恵会医科大学(東京都港区)解剖学講座助教の根岸義勝容疑者(36)=東京都港区港南=を麻薬取締法違反(使用)の疑いで逮捕した。渋谷署への取材でわかった。根岸容疑者は黙秘しているという。
署によると、根岸容疑者は9日ごろ、都内やその周辺でコカイン若干量を使用した疑いがある。署は9日、渋谷区円山町のバーで乾燥大麻を所持したとして、根岸容疑者を含む30~60代の男女8人を大麻取締法違反(共同所持)の疑いで現行犯逮捕していた。署は15日に大学を家宅捜索し、根岸容疑者のロッカーから大麻やコカイン、合成麻薬LSDを押収した。
東京慈恵会医科大学は29日、「事実であれば大変遺憾。警察の捜査に全面的に協力したい。事実確認の上、厳正に対処する」とのコメントを出した。