少年院の男性法務教官(49)が「少年は洗脳しやすい」などとツイッターで投稿していた問題で、勤務先の少年院「和泉学園」(大阪府阪南市)は29日、法務省大阪矯正管区が教官を同日付で減給20%(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
学園によると、教官は2014年から今年1月にかけ、本名と異なる名前のアカウントを使い、「洗脳しやすい」など在院少年への偏見を表したり、特定の国への批判投稿に同調する形で差別を肯定したりするような投稿を計5件した。
教官は「ブラックジョーク的に受けを狙って楽しんでいた」と釈明。矯正管区は「信用を傷つけた」と判断した。宮崎誠学園長は「国民に深くおわび申し上げます。職員の指導を徹底し、再発防止に努めます」とコメントした。