東京都杉並区の自宅アパートで保育士の照井津久美(つぐみ)さん(32)が刺殺された事件で、直後にリュックサックを背負った松岡佑輔容疑者(31)=殺人容疑で逮捕=によく似た男が周辺の複数箇所の防犯カメラに映っていたことが、捜査関係者への取材でわかった。松岡容疑者の自宅方向へ歩いていたという。警視庁は松岡容疑者が部屋に侵入する際に使った道具などをリュックに入れて逃走した疑いがあるとみている。
また、松岡容疑者が事件前、「照井さんに好意を持っている」などと周囲に話していたことも判明。保育士の松岡容疑者は6年ほど前から照井さんと同じ杉並区内の乳児院に勤務していたが、2人に交際関係はなく、照井さんには別の交際相手がいた。警視庁は、松岡容疑者が一方的な恋愛感情を募らせたとみて、経緯を詳しく調べている。
捜査関係者によると、事件後に現場から黒いコートを着た男が立ち去る姿が目撃されているが、その後間もなくリュックを背負った男が、約1キロ離れた松岡容疑者の自宅アパート方向に歩く姿が防犯カメラに映っていた。複数のカメラ映像をつなぐ「リレー方式」で確認され、いずれも松岡容疑者によく似ているとの解析結果が出ているという。
照井さん方ベランダ側の窓ガラ…