「地獄のように怖かった」。日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者(65)が4日早朝、東京地検特捜部に再逮捕された時の様子を、妻のキャロルさん(52)が米紙に語った。東京拘置所に勾留されていた夫に宛てた手紙の束などを押収され、弁護士や通訳を呼ぶのも認められなかったという。浴室や洗面所まで女性検察官が同行して「監視」したといい、「まるで爆弾を抱えたテロリストのような扱いを受けた」と不満を吐露した。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
米紙ニューヨーク・タイムズとウォールストリート・ジャーナルが4日、キャロルさんのインタビューをそれぞれ報じた。記事によると、ゴーン前会長は報道などで自らの再逮捕が迫っていることは感じていたが、早朝だとは予期していなかったという。4日午前5時50分ごろに部屋の呼び鈴が鳴った際、夫妻はまだパジャマ姿だったという。
ゴーン前会長がベッドから跳び…