大阪市平野区の自宅で弟(3)を踏みつけて死亡させたとして、大阪府警は5日、同居する姉(23)を殺人容疑で逮捕し、発表した。姉は「死んでしまうとは思わなかった」と殺意を否認している。
捜査1課によると、逮捕容疑は2日午前、同市平野区の自宅で、弟の腹部を両足で踏み続けるなどして殺害したというもの。姉は逮捕前、「普段から面倒をみさせられて嫌気がさした」と話したといい、同課は責任能力の有無を調べる。
姉は両親や弟らと同居しており、弟の異変に気づいた母親(41)が119番通報して事件が発覚した。司法解剖の結果、死因は腹部圧迫による失血死と判明。府警が4日に姉から事情を聴いたところ、「足で踏みつけた」と説明したといい、死因と矛盾しないことなどを踏まえ、逮捕した。