警察官を殴るなどしたとして、海老名署は7日、海老名市在住でブラジル国籍、職業不詳の男(39)を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕し、発表した。男は取り押さえられた直後に顔色が悪くなり、病院に運ばれたが約1時間後に死亡が確認された。
署によると、男は7日午前2時15分ごろ、神奈川県同市東柏ケ谷2丁目のさがみ野駅前交番で、交番内にいた巡査部長(40)を殴るなどした疑いがある。交番の2階にいた巡査部長が物音に気付いて1階に下りたところ、男が日本語で「遅いよ」と詰め寄り、巡査部長の顔面を殴ったり、パイプ椅子を投げつけたりしたという。
応援要請で駆けつけた警察官と巡査部長が男の上半身と下半身を押さえつけていたところ、男の容体が急変し、救急車を呼んだという。署は男が交番に来た理由や死因について調べている。