中部空港会社(愛知県常滑市)は、9月1日以降に出発する国際線利用客から「旅客保安サービス料」(1人340円、税込み)を徴収する。
9月に開設する格安航空会社(LCC)向けの第2ターミナルに保安検査機器が新設されるのに合わせ、現ターミナル国際線の保安検査機器も開港以来の大規模改修を予定。サービス料は、高度化が進む保安検査の維持充実に充てる。
現ターミナルでは8月末までに、高性能X線検査装置を備え、最大4人を同時に保安検査できるスマートレーン6台を順次導入。第2ターミナルにも4台を導入する。
サービス料は航空券代に上乗せされるが、9月以降に出発する国際線が5月末までに発券されれば徴収の対象外となる。同様のサービス料は成田、羽田、関西、仙台の各空港でも導入されている。