新しい紙幣・硬貨は、「世界初」をうたう技術も盛り込み、これまで以上の偽造防止対策をはかった。
紙幣一新、正式発表 新元号とは「たまたま重なった」
角度を変えると模様が変わる偽造防止用の「ホログラム」は1万円札と5千円札で、3Dの肖像画が回転する最先端のものを採用した。お札へ使うのは世界で初めてといい、形も現行の丸い「パッチ型」から縦の帯状のものに変える。ユーロ紙幣で見られる形だ。
今までホログラムがなかった千円札には、パッチ型のものをつける。また、透かすと肖像が浮かぶ「すき入れ」もより高精細にして、肖像画の背景には模様を入れる。記号と番号は、今の9桁から10桁に増やし、発行枚数が増えても対応できるようにする。
デザインについては、外国人が使うことも考慮して、洋数字の額面数字を表も裏も大きくする。また、指の感触でいくらのお札か識別するために盛り上げて印刷する箇所も、場所や大きさをかえて分かりやすくしている。
一方で、ATMなど機器対応が…