大手ハンバーガーチェーン米バーガーキングがニュージーランド(NZ)向けのインスタグラムで公開した広告動画が「差別的」として物議を醸している。騒動は中国にも波及、動画が差別的かをめぐってSNSで議論になっている。
この動画は、同社がNZで新たに発売したベトナム風バーガーを宣伝するもの。白人風の男女が、不自然に大きな箸を両手に持ってバーガーを挟み、口に運ぶ様子などを映した。
英BBCによると、NZ在住の韓国人女性が、この動画をツイッターに投稿。「異文化をからかうような人種差別にうんざりしている」とツイートすると、一気に拡散した。動画の視聴数は290万回を超えた。
騒ぎは、同社が約1千店舗を展開する中国にも波及した。中国のニュースサイトが中国版ツイッター「微博」で「#バーガーキングの新広告が人種差別的と指摘されている」というハッシュタグを設けると約1億9千万回閲覧された。
中国では昨年、中国人風モデル…