1935年に沖縄で撮影された写真を展示する「よみがえる沖縄1935」(立命館大学国際平和ミュージアム、朝日新聞社、沖縄タイムス社主催)が13日、京都市北区の同ミュージアムで始まった。
本土との溝、基地問題の行方は…沖縄はいま
写真は、大阪朝日新聞(当時)のカメラマンが、沖縄の暮らしを撮影したもの。約80年後に朝日新聞大阪本社でネガが見つかり、うち約100点を展示している。一部の写真は東京大大学院情報学環・渡邉英徳教授の研究室と連携し、早稲田大・石川博教授らが開発した人工知能(AI)を使った自動色づけ技術でカラー化した。
沖縄県の旧三和村(現糸満市)出身の金城庄信さん(77)は「子供の頃の記憶より豊かな様子の写真に驚いた。すぐに見たくて初日に来ました」。東京都品川区の自営業、三ツ井瑳耶香(さやか)さん(26)は「笑顔の写真が多いですね。カラー化が面白かった」と話した。
朝日新聞の創刊140周年記念事業で、6月29日まで。今月27日午後1時からは、座談会とギャラリートークがある。問い合わせは同ミュージアム(075・465・8151)へ。