北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が、3回目となる米朝首脳会談に意欲を示している。ただ、期限を年内と切ったうえで、当分は核を保有しながら自力で経済を維持する考えだ。北朝鮮の国会にあたる最高人民会議で12日に行った演説には、どんな意味があるのか。
金正恩氏「条件つきで3回目の米朝首脳会談、用意ある」
「南北会談を準備」文氏が発言 正恩氏の批判には触れず
正恩氏は演説で、トランプ米大統領と「立派な関係を維持している」とし、「米国が正しい姿勢で我々と共有できる方法論を見つける条件で、第3回首脳会談を行う用意がある」と語った。
そのうえで「今年末までは忍耐をもって米国の勇断を待つ」と主張した。2020年には米国で大統領選があり、譲歩しにくい環境になる前に米朝協議を進める考えだとみられる。
正恩氏は2回目の米朝首脳会談…