東京・池袋で19日、87歳の男性が運転する乗用車に通行人が次々にはねられて31歳の女性と3歳の娘が死亡するなどした事故の現場に20日午前、献花台が設けられた。幼い子どもがいる母親や道行く人たちが花束やお菓子を供え、手を合わせていた。
近くに両親宅があるという茨城県鹿嶋市のパート従業員檜山友紀子さん(36)は両親と長女(5)と一緒に訪れた。今回の現場は帰省の際によく通るという。「同じ年頃の娘を持つ母親として、ひとごととは思えない。時間が少し違ったら私たちだったかもしれない。二度と起きてほしくない」と話していた。(稲垣千駿)