家庭用磁気商品のオーナー商法を展開し、多額の負債を抱えて倒産した「ジャパンライフ」を巡り、警視庁や愛知など5県警の合同捜査本部が25日、創業者の山口隆祥・元会長宅などを特定商取引法違反(事実の不告知)の疑いで家宅捜索した。山口元会長は報道陣の前に姿を現したが、終始無言だった。
25日午前7時20分ごろ、東京都文京区の山口元会長宅のマンションに警視庁の捜査員4人が入った。約1時間後、捜索を終えた捜査員とともに山口元会長も外へ。ストライプの入った紺色スーツ姿。報道陣からの質問には答えず警察車両に乗り込んだ。
山口元会長は午前9時ごろには、同区内の別の住宅に、捜索の立ち会いのために姿を現した。現場を後にする際に再び報道陣に囲まれ、債務超過となった経緯などを問われたが、無言のままだった。捜査関係者によると、山口元会長はその後、任意で事情聴取を受けたという。