27日午後6時40分ごろ、名古屋市北区の市営地下鉄名城線の平安通駅で、駅にいた客から停車中の運転手に「人がトンネル内に入った」と通報があった。駅員が調べたところ、隣駅の志賀本通駅の改札口付近に全身が汚れた男性がおり、「トンネルを走ってきた」と話したという。愛知県警が男性から事情を聴いている。
北署によると、男性は少年で、志賀本通駅のホームに少年が上がってきたのを見かけた乗客が駅員に通報。市交通局によると、男性にけがはなく、発見時には手などが真っ黒に汚れていたという。
市交通局によると、平安通駅と志賀本通駅は約800メートル離れているという。男性が感電するのを防ぐため約14分間停電させたという。停電の影響で、名城・名港線が最大約15分遅れ、乗客約5200人に影響が出た。