秋篠宮家の長男悠仁(ひさひと)さまが通うお茶の水女子大学付属中(東京都文京区)の悠仁さまの机に刃物が置かれた事件で、防犯カメラに映っていた敷地内に入る不審な男が、手袋をしていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、男が身元特定につながる痕跡を残さないようにして刃物を置いた疑いがあるとみて、詳しく調べている。
また、捜査関係者によると事件前、学校に悠仁さまの進学を批判する内容の不審な電話があったことも判明した。電話は事件直前ではないが、警視庁は関連を慎重に調べる。学校正門付近の防犯カメラ映像などから、26日昼ごろ、青っぽい作業着姿のヘルメットをかぶった中年の男が「水道工事の者です」と告げて侵入したことが確認されている。男はその際、手袋を着用していたという。
お茶の水女子大はホームページに室伏きみ子学長名で「このたびの事件につきまして多大なご心配をおかけしましたことをお詫(わ)び申し上げます。早急に警備体制を見直して今後このようなことが二度と起こらないよう安全確保に努めてまいります」とのコメントを27日付で出した。