秋篠宮家の長男悠仁さまが通うお茶の水女子大付属中(東京都文京区)で、悠仁さまの机に刃物が置かれた事件。建造物侵入容疑で逮捕された自称長谷川薫容疑者(56)は29日夜、神奈川県平塚市のビジネスホテルで身柄を確保された。宿泊者らがその様子を見ていた。
防犯カメラの配線切断か、はさみ押収 悠仁さま机に刃物
愛知県から観光で訪れた20代の女性は29日午後9時ごろ、ホテルに戻った際、フロントの近くに緊迫した表情のスーツ姿の男性2人が座っているのに気付いた。「何かあるのかな」。しばらく見ていた。
すると、フロントで鍵を受け取ろうとした男が、スーツ姿の男性たちに腕を抱えられた。男は驚いたようなそぶりは見せず、暴れることもなかった。男はロビーの隅に連れて行かれ、そこで5、6人の男性たちに取り囲まれていた。「何だか分からなかったが、朝になって報道で知った。怖い」
東京都内の50代女性は29日午後9時ごろ、チェックインのためフロントに並んでいた。行列ができていた。そして、フロントで部屋番号を告げた丸刈りの小柄な男が、捜査員とみられる男性2人に両脇を抱えられて連れて行かれた。抵抗する様子は見られなかったという。ニュースを見て、長谷川容疑者がこのホテルで逮捕されたことを知り、女性は「まさか自分が泊まっていたホテルで」と驚いた。
平塚市で捜査車両に乗せられた長谷川容疑者は午後10時半ごろ、大塚署に入った。顔を伏せることなく終始正面を見ていた。