愛知県北名古屋市のスーパーの施設内にあるゲームコーナーで4月末、太鼓をたたいて遊ぶリズムゲーム「太鼓の達人」の太鼓部分が盗まれる被害があり、少年3人が自分たちが盗んだとして、出頭していたことが、県警への取材でわかった。西枇杷島署が窃盗容疑で捜査している。
署やゲームコーナーの運営会社によると、被害があったのは4月29日午後4時5~25分ごろ。店内の防犯カメラに、出頭した少年らとみられる複数の人物が、重さおよそ10キロ程度の太鼓部分を袋に入れて持ち去る様子が映っていた。太鼓部分はボルトで固定されていたという。
同社関係者が映像をツイッターで公開したところ、5月3、4日に3人が相次いで署に名乗り出た。盗まれた太鼓は分解されていたが、運営会社に返還された。いずれも、署の任意での調べに「欲しくて盗んだ」という趣旨の説明をし、転売目的については否定しているという。
運営会社の関係者によると、太鼓部分は、専門の知識があれば、改造して海賊版と接続し、自宅で遊ぶことが可能だという。このゲームコーナーでは3月にも太鼓の一部が盗まれる被害があり、同署に被害届を出していた。