東京・池袋で車が暴走し、母子2人が死亡、10人が負傷した事故で、運転していた旧通産省工業技術院の飯塚幸三・元院長(87)が18日午前、入院先の都内の病院を退院した。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで捜査している警視庁は目白署へ出頭を求め、任意で事情を聴いている。
池袋暴走、遺族の夫「まるで生き地獄」 今も仕事行けず
事故は4月19日午後0時25分ごろ、東京都豊島区東池袋4丁目の都道で発生。飯塚元院長の車が赤信号の交差点二つを含む区間を暴走して通行人らをはね、母子が死亡し、元院長と同乗の妻を含む10人が重軽傷を負った。元院長はこれまでの調べに「アクセルが戻らなかった。ブレーキが利かなかった」と話している。