白須賀貴樹・文部科学政務官(衆院千葉13区)は23日、自身が乗った車が1月に千葉県松戸市で対向車と接触事故を起こし、現場から去った問題について報道陣の取材に応じた。当時は車同士の事故だと認識しておらず、2月末に車の修理業者から「警察が探している」と連絡を受けて把握したと説明したうえで、「被害に遭われた方には心からおわび申し上げます」と謝罪した。
白須賀氏によると、事故当時は助手席で眠っていて気づかず、運転していた秘書から当日に報告を受けた際は、「ドアミラーを道路脇の柱にぶつけた」と思い込んだという。車同士の事故か否かを確認しなかったことは「私の不手際」と認めた。白須賀氏は23日の参院文教科学委員会でも野党議員から質問を受け、「私は車に乗ると寝てしまいます」などと説明した。
千葉県警によると、対向車を運転していた男性にけがはない。県警は道路交通法違反(事故不申告)容疑で秘書らから事情を聴いている。
事故が起きた1月12日、白須賀氏は緊急事態に備えて、官邸などにおおむね1時間で戻れる場所で待機する「在京当番」だった。(宮崎亮)