伊ファッションデザイナー、ジョルジオ・アルマーニさん(84)が23日、東日本大震災後に設けた「ジョルジオ・アルマーニ奨学生」制度を受けた若者の代表3人と都内で初めて面会した。当時中高生だった3人は、被災から現在までの状況や、支援に対する感謝の気持ちをアルマーニさんに伝えた。
アルマーニ奨学金制度は日本ユネスコ協会連盟を通じて、震災があった2011年から3年間、毎月2万円を被災した岩手県と宮城県の若者135人に支給した。
面談会で代表者たちは、震災や津波で家や家族や友人、親の仕事などを失った。先の見えない不安のなか、「進学をあきらめなくてよくなった」(21歳)、「将来の夢を捨てないで済んだ」(23歳)などと語りかけた。3人は現在、俳優や社会福祉関連の仕事をしているという。
アルマーニさんは「一番大事な…