環境省は24日、2018年に全国33カ所の国立公園を利用した外国人観光客は694万人で、前年より約16%増えたとの推計を発表した。秋に最大震度7を観測する地震が起きた北海道地域も、2割増の130万人が訪れた。カヌー体験など公園内で楽しめる活動が人気という。
訪日外国人の消費動向を調べた観光庁のデータをもとに、環境省が推計した。環境省は外国人の国立公園利用者を2020年に1千万人とする取り組みを3年前から進めているが、最大の伸び率になった。
最多は、富士箱根伊豆の299万人。2番目は支笏洞爺の107万人、3番目は阿蘇くじゅうの103万人だった。