東京都新宿区でタクシー運転手を殴り料金を踏み倒したとして、警視庁は在日米軍の兵士ヒル・カウサイ・タイリー容疑者(21)を強盗致傷容疑で25日に逮捕した。同庁への取材でわかった。付近に居合わせた女性自衛官(19)が首を絞められ一時意識不明になる事件があり、殺人未遂容疑も視野に関連を調べている。
新宿署などによると、逮捕容疑は25日午前5時45分ごろ、新宿区西新宿3丁目のホテル敷地内で、料金810円を支払わずタクシーを降り、追いかけてきた男性運転手の顔を殴って2週間のけがを負わせたというもの。当時酒に酔っており、調べに「弁護士と相談したい」と供述しているという。逃走したものの午前6時半ごろ、近くのバスターミナルで見つかった。