川崎市多摩区の路上で28日に起きた殺傷事件で、自民党の岸田文雄政調会長は29日午前、亡くなった外務省職員の小山智史(おやまさとし)さん(39)について、「外相時代に支えていただいた。痛恨の極みで、心からお悔やみを申し上げる」と述べた。党本部で記者団に話した。
死傷事件容疑者、近隣トラブルも 川崎市内に住む51歳
小山さんはミャンマー語を使う外交官で、外相ら閣僚級以上の通訳を担っていた。岸田氏は「外相時代にミャンマーの外相や大統領ら要人との会談でたびたび通訳をしてもらった。(小山氏は)語学に堪能で優秀な人材だった。誠に残念だ」と話した。