三越百貨店の偽造された商品券を中国から大量に輸入するなどしたとして、愛知県警が男女3人を逮捕したことが、捜査関係者への取材でわかった。偽の三越商品券は1月以降、愛知のほか東京や大阪などで計約160枚が確認されており、三越伊勢丹ホールディングス(HD)はウェブサイトで注意を呼びかけている。県警は、ほかにも関与した人物がいるとみて、詳しく調べる。
捜査関係者によると、県警は28日、中国から関西空港に大量の偽三越商品券を輸入したとして、無職鈴木和也容疑者(34)を偽造有価証券輸入の疑いで逮捕。さらに29日に、偽三越商品券を古物商に買い取らせて現金をだまし取ったとして、名古屋市中区上前津1丁目、飲食店従業員の長谷川由貴容疑者(26)と、同市中川区松葉町2丁目、自称飲食店経営の板谷博希容疑者(37)を詐欺などの疑いで逮捕した。
長谷川、板谷両容疑者は1月16日午後10時45分ごろ、偽三越商品券15枚を同市中川区の金券ショップで買い取らせ、14万2500円をだまし取った疑いがある。長谷川容疑者は、ほかに14枚(約13万円相当)の偽三越商品券の売却に関与した疑いももたれている。
日本チケット商協同組合(東京…