福岡市城南区のマンションで相次いだ不審火に関わったとして、福岡県警は29日、市内の小6の女子児童(11)を現住建造物等放火未遂などの非行内容で市児童相談所に送致し、発表した。「学校での人間関係のストレスを発散した」と話しているという。
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早良署によると、女児は2月21日夕~3月19日夕に計5回、マンション共用通路で、雑巾やテープ、段ボールなどに火を付け、室外機や壁などに燃え移らせた疑いがある。いずれも気づいた住人が消し止め、けが人はいなかった。
署は防犯カメラの映像から女児を特定。女児は、5件の火災全てに関わったことを認め「仲の良い友達が他の人と仲良くしていたことに腹を立てた」と話しているという。
この日の送致は4件。残る1件は先月、署が児相に送致し、児相が今月13日、福岡家裁に送致した。(川辺真改)