東京・六本木のマンションの一室で昨年10月、シーツにくるまれた女性(当時29)の遺体が見つかった事件で、この部屋の住人で女性と交際していた男(40)について、警視庁が殺人容疑で逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材でわかった。男は事件発覚前に出国しており、同庁は近く国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針。
六本木のマンションに女性遺体 頭に傷、殺人容疑で捜査
組織犯罪対策2課によると、港区六本木5丁目のマンション室内で昨年10月18日、日米両国籍のバレツタ久美さん=横浜市青葉区梅が丘=が遺体で発見された。死因は頭蓋骨(ずがいこつ)骨折に伴う脳の損傷で、死後数日から10日ほど経っていたという。
捜査関係者によると、男は同月ごろ、頭を殴るなどしてバレツタさんを殺害した疑いが持たれている。同月13日にマレーシアへ出国したが、その後の所在は不明という。