東京都町田市の土地を所有者などになりすまして売却したとする虚偽の登記をしたとして、警視庁は東京都港区高輪2丁目、職業不詳北泉一夫容疑者(59)を電磁的公正証書原本不実記録・同供用などの疑いで逮捕し、13日発表した。容疑を否認しているという。
これまでに元弁護士の伊関正孝容疑者(63)ら「地面師」グループの男女が同じ容疑で逮捕されており、今回で6人目。同庁は北泉容疑者が倉石健一容疑者(68)とともに事件を主導したとみている。
捜査2課によると、逮捕容疑は2014年8月、町田市の土地を所有する80代女性になりすまして偽造の委任状などを法務局に提出し、東京都港区の不動産会社に土地を売却したとするうその所有権移転登記をしたというもの。不動産会社は代金として約7800万円を支払ったという。同庁は詐欺容疑での立件も視野に調べている。