日本外国特派員協会は28日、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)が同日夜、同協会で記者会見を開くことを明らかにした。会見は午後9時の予定。前会長が会見するのは、昨年11月の逮捕以来初めて。
カルロス・ゴーン もたらした光と影
ゴーン前会長は4月、会社法違反(特別背任)容疑で再逮捕された後にビデオメッセージを公開。ビデオメッセージでは、事件について日産経営陣による「陰謀だ」と主張していた。会見では、保釈条件で妻との接触が禁じられていることなどを不当だと訴えるとみられる。妻のキャロルさんは朝日新聞の単独インタビューに対し、接触禁止について「残酷だ」と批判していた。
ゴーン前会長は金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)と会社法違反(特別背任)の罪で起訴された。4月25日に保釈され、裁判に向けた証拠や争点の整理が東京地裁で進められている。