米アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは1日、2019年のアカデミーの新会員として、大友克洋監督や押井守監督ら、日本人10人を新たに招待すると発表した。米人気歌手のレディー・ガガさんらも招かれ、19年に推薦された842人のうち、女性の割合は5割に達し、出身国は59カ国に及んだ。「白人男性」偏重との批判を受け、女性や国際的な映画人に門戸を拡大した。
大友監督は、SF大作「AKIRA」の作者で、1988年には映画化した。押井守監督の「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(95年)も世界的にヒットした。いずれも独特な世界観を持つ日本発のSFアニメで、ハリウッドだけでなく世界中に大きな影響を与えており、その功績が評価された形だ。
また、今年のアカデミー賞長編アニメ部門でノミネートされた「未来のミライ」の斎藤優一郎・プロデューサーも新会員に招待された。アカデミーによると日本人の会員は現時点で19人おり、今回の10人全員が招待を受諾すれば、計29人になるという。
19年の新会員の特徴は、女性…