サウジアラビアのジュベイル外務担当国務相は2日、東京都内で朝日新聞などのインタビューに応じ、イランが貯蔵する低濃縮ウランが核合意で制限された量を超えたことについて「全世界が懸念している。脅迫であり、ゆすり行為だ」と非難した。
ジュベイル氏は、核合意そのものがイランに核開発の余地を与えているとして、より厳しい枠組みが必要だと主張。核合意から一方的に離脱した米国を支持し、制裁緩和や経済支援は認められないとの立場を示した。イランが核合意の履行停止をさらに拡大すれば「代償を払うことになるだろう」と述べた。
今回の日本滞在中に広島を訪問したといい、「核兵器は決して使われてはいけないということを、痛ましいほど思い起こさせた」と語り、「だからこそイランに核兵器をもたせてはいけない」と訴えた。
昨年10月のサウジ人記者ジャ…