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大谷翔平の打法+捕手の読み 投手や外野手も務めた主将

(13日、高校野球富山大会 高岡南6-0富山いずみ)


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6点差の九回、富山いずみの細川駿人(3年)は「まだ誰一人諦めてない。絶対に出塁する」と打席に立った。直球を振り抜くと左前に落ち、この日3本目の安打となった。


主将としておとなしい部員たちを声をからして引っ張ってきた。捕手だが部員不足で投手や外野手も務めた。そんな細川を監督の林大作(51)は「冷静沈着で勉強家。野球のことを知り尽くしている」と信頼する。


大リーガー・大谷翔平の「ノーステップ打法」を参考に打撃フォームを改造。捕手の経験を生かして投手の配球を読む。この日の1打席目、3ボール2ストライクと追いこまれたが「次は内角よりの直球が来るはず」。読みはあたり、左前打を放った。


4打席全てで出塁したが無得点で敗れた。「自分がもっとしっかりしてたら勝てたかもしれない」。涙があふれて止まらなかった。=敬称略(木佐貫将司)


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