国務院共同感染対策メカニズムは14日に記者会見を開き、新型コロナウイルス肺炎の薬品・ワクチン研究開発などの科学研究の進捗について紹介した。環球網が伝えた。
科学技術部(省)生物センターの孫燕栄副センター長は、中国が世界の感染対策に提供した経験と参考材料を紹介した。
(1)中国の研究チームは中国国内で展開した新型肺炎についての薬品臨床研究による研究成果は、いち早く学術論文の形で国際的な学術誌に掲載され、中国の臨床経験・成果を最速のスピードで世界と共有した。
(2)中国の科学研究チームは持続的に高頻度で世界の複数の国・地域と交流及び学術研究を行っている。大まかな統計によると、交流及び学術研究を行っている国・地域はすでに140以上にのぼる。主な内容には中医薬、クロロキン、ファビピラビル、トシリズマブ、及び回復期の血漿や幹細胞など一連の製品及び科学研究の成果が含まれる。新型肺炎臨床研究の進展及び臨床応用経験が、交流における重点となっている。このような形により世界の感染対策に中国発のソリューションを提供している。
(3)中国のこれまでの薬品研究開発による成果が、すでに一部の国によって導入されており、関連する臨床治療プランに盛り込まれている。同時に世界保健機関(WHO)及び複数の国もクロロキン、ヒドロキシクロロキンなどの薬品の臨床研究を展開している。複数の国は回復期の血漿、トシリズマブなどの中国発のソリューションに含まれる薬品の品種とソリューションを、新型肺炎の治療または臨床研究の展開に応用することを承認している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年4月15日