【記者】報道によると、オーストラリアのシンクタンク・ローウィー研究所はこのほど、世界98か国・地域の新型コロナウイルスへの対応ランキングを発表した。中国大陸部は公開したデータが少ないため、今回のランキングに含まれなかったという。これについて、中国側としてコメントは。

【汪報道官】新型コロナウイルス感染症が始まって以来、中国は最も厳格で専門的かつ効率的な情報公開制度を構築し、未曾有の速度・密度・強度で、初動段階から権威ある情報を公表した。武漢市は2019年12月31日から法に基づき新型コロナ関連情報を公表し、かつその頻度を徐々に高めた。2020年1月3日から、中国は国際保健規則（IHR）などのチャンネルを通じて、世界保健機関（WHO）及び関係国・地域と緊密なコミュニケーションを継続し、公開性と透明性をもって新型コロナ関連情報を共有し続けた。2020年1月21日から、関係当局は全国の新型コロナ関連情報を毎日公表した。中国側の技術機関は180か国、10余りの国際・地域機関と新型コロナ関連の技術交流を行った。2020年6月、中国は「新型コロナウイルス感染症の流行との闘いにおける中国の行動」白書を公表し、新型コロナ感染症との闘いにおける中国の段階的進展を公開した。

その国や地域の新型コロナ対応がどうであるかにおいて肝要なのは、事実に基づく評価だ。中国は常に人民至上、生命至上を堅持し、最も全面的で厳格かつ徹底した感染防止・抑制措置を講じ、1か月余りで感染拡大の勢いをおおよそ抑え込み、2か月前後で本土の1日当たり新規感染者数を一桁台に抑え込み、3か月前後で武漢と湖北において決定的成果を挙げた。中国共産党の指導の下で中国政府の講じた感染防止・抑制措置が中国国民の生命の安全と身体の健康を力強く守ったことは、事実が証明している。サイエンス誌掲載の研究報告は、中国の講じた措置によって中国の感染者数は70万人減ったと推計する。シンガポールの世論調査は、調査対象となった国々の中で自国政府の新型コロナ対応への満足度が最も高いのが中国国民であることをはっきりと示している。

自国の感染防止・抑制をしっかりと行うと同時に、中国は透明性と責任ある姿勢で新型コロナ感染症との闘いにおける国際協力に積極的に参加し、最も早くからWHOに感染状況を報告し、初動段階から新型コロナウイルスのゲノム配列など鍵となる情報、診療プロトコル、感染防止・抑制計画を公表し、発展途上国におけるワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティの確保を様々な方法で支持し、手助けした。我々は引き続き国際社会と共に新型コロナ感染症との闘いにおける協力を推進し、一日も早い完全勝利に向けて共にたゆまず努力していく。（編集NA）

「人民網日本語版」2021年2月2日