外交部(外務省)の趙立堅報道官は22日の定例記者会見で「カナダ側の最近の誤った発言は、カナダ側がいわゆる『司法の独立』の問題において奉じているのが全くのダブルスタンダードであることをはっきりと示した」と述べた。
【記者】 中国側がマイケル・コブリグ氏とマイケル・スパバ氏を起訴したことについて、カナダのトルドー首相は19日「カナダ側が司法機関に干渉できないことを中国側が分かっていないようなのは遺憾だ。カナダ側は引き続き中国側に圧力をかけ、この両カナダ市民に対する恣意的な拘束を止めるよう要求する」と述べた。これについて、中国側としてコメントは。
【趙報道官】 カナダ側の最近の誤った発言は、カナダ側がいわゆる「司法の独立」の問題において奉じているのが全くのダブルスタンダードであることをはっきりと示した。両カナダ市民は中国の国家の安全を脅かした疑いのため、中国側当局に法に基づいて逮捕され、起訴されたのであり、いわゆる「恣意的」拘束は全くない。中国の司法機関は法に基づいて独立して事件を処理しており、両カナダ市民の合法的権利も法に基づいて保障する。
中国側はカナダの指導者に対して、しっかりと法治の精神を尊重し、中国の司法の主権を尊重し、無責任な発言を止めるよう促す。
孟晩舟事件と両カナダ市民の事件は性質が全く異なる。孟晩舟事件は重大な政治事件だ。中国のハイテク企業と華為技術(ファーウェイ)を叩くのが米側の目的であり、カナダは米側の共犯者としての役割を演じた。我々はカナダ側に対して、速やかに過ちを正し、孟晩舟氏を直ちに釈放し、無事に帰国させるよう強く促す。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年6月23日