中国の品牌聯盟(ブランド連盟)はこのほど、「2020年中国ブランドトップ500」を発表した。それによると、華為(ファーウェイ)、騰訊(テンセント)、阿里巴巴(アリババ)が1位から3位に並び、北京市、広東省、上海市が引き続き有名ブランドの集まるエリアとなり、この3エリアのトップ500入りしたブランドは合わせてトップ500の半数以上を占めた。業界別にみると、医薬品・医療がトップで、電子が2位、インターネットと食品飲料品が3位だった。中新経緯が伝えた。
トップ500に入ったブランドを業界別に詳しくみると、上位10業界には上から順に、医薬品・医療、電子、インターネット、食品飲料品、ソフトウェア・情報技術(IT)、自動車、金融、文化・メディア、日用品、物流が並んだ。トップ500に占める割合はトップの医薬品・医療が11.0%、2位の電子が8.6%、同率3位のインターネットと食品飲料品がそれぞれ8.2%で、ほかの業界は6.2%から0.4%の間だった。
トップ500の業界分布をみると、医薬品・医療、電子、インターネット、食品飲料品が寄与度の高い業界であることがわかる。
このうち医薬品・医療業界は55ブランドが選ばれ、このうち中国医薬がブランド価値229億1500万元(1元は約15.2円)で同業界の1位、全体の79位だった。2位は恒瑞医薬でブランド価値204億9300万元、3位は広薬集団で198億800万元、4位は上海医薬で189億2900万元だった。
また電子業界は43ブランドが選ばれた。このうち小米はブランド価値859億6700万元で全体の26位となり、中国でブランド価値が最も高い電子企業になった。2位は聯想集団(レノボ)でブランド価値465億1400万元、3位は京東方(BOE)で255億700万元、4位はOPPOで187億9200万元だった。
トップ500のうち、インターネット業界は41ブランドが選ばれ、テンセントはブランド価値7459億9700万元で全体の2位、同業界の1位。アリババは6716億4200万元で全体の3位、同業界の2位だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年8月10日