外交部(外務省)の汪文斌報道官は15日、「新疆問題においては、故意にでっち上げられた嘘を聞きかじり、それだけを信じるのではなく、EU側を含む各国の友人が新疆を訪問し、視察して、新疆の真の状況を現地で把握することを我々は一貫して歓迎している。EU及び加盟国の中国駐在の外交官から新疆訪問を希望する申し出があった。中国側はすでに同意しており、手配したい考えだ。これと同時に、我々は『推定有罪』式の調査に反対であるという点を説明しておく必要がある」と述べた。
同日の定例記者会見で、中独欧首脳会談での人権や新疆・香港地区関連の問題に関するやり取りについて質問があった。
質問に対し、汪報道官は、「すでに中国側は昨日行われた中独欧首脳会談について詳細なプレスリリースを発表した。人権問題に関して、習近平国家主席はこう強調した。世界のどこでも通用する人権発展の道はなく、人権保障にベストはなく、ベターが存在するだけだ。各国はまず自らの事をしっかりと行うべきだ。欧州側は自らに存在する人権問題をしっかりと解決できると信じる。中国側は人権問題で『指導』を受け入れず、『ダブルスタンダード』に反対する。中国側はEU側と相互尊重の原則に基づき交流を強化し、共に進歩することを望んでいる。会談では、EUに存在する人権問題も話し合われた。難民問題が長引き解決されていないこと、人道上の危機が度々生じていること、一部のEU加盟国で人種差別主義や過激主義、マイノリティーの問題が台頭していること、反ユダヤや反ムスリム、反黒人などの言論や悪質な事件が頻発していることなどだ。欧州側は自らに存在する問題を率直に認め、中国側と平等及び尊重の原則に基づき対話を行い、相互理解を増進し、相違や溝に適切に対処することを望んだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月16日