中国科学院大気物理研究所カーボンニュートラル研究センターが24日午後、正式に設立された。国の重大需要に寄与し、国の炭素排出ピークアウト、カーボンニュートラルの目標達成にプラットフォームとテクノロジーの支えを提供するというのが趣旨となる。中国新聞網が伝えた。
同研究所学術委員会主任の呉国雄院士は挨拶の中で、「カーボンニュートラルは複雑な科学の問題で、人為的なCO2排出と人為的な削減の相互相殺を要求している。研究は大気、海洋、陸地、生態などの複数領域に関わり、カーボンニュートラル研究センターを設立する十分な必要性がある。同センターが関連科学問題の研究で重大な進展を遂げ、国のカーボンニュートラルの達成に向け堅固な科学の基礎を築くことを願う」と述べた。
中国科学院重大科学技術任務局の任小波処長は「CO2排出量ピークアウト、カーボンニュートラルの取り組みは国の重大な戦略的需要だ。同研究所は自身の専門の優位性を発揮し、既存の先導特定プロジェクト『気候変動対応の炭素収支認証及び関連問題』の研究を踏まえた上で、中国科学院内外の関連科学研究機関と連携し、カーボンニュートラルの重大科学問題を共に解決するべきだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年12月29日