中国国務院扶貧(貧困者支援)弁公室の欧青平副主任は2日、国務院新聞弁公室が開いた記者会見で、「残りの貧困人口について、貧困者リストから外す手続きを現在行っている。現状からして、年末までに、全ての貧困人口がリストから外される見込み」と明らかにした。新華社が報じた。
現在、社会が関心を寄せる貧困脱却後も支援政策を受けることができるのかという点について、欧副主任は「政策全体の安定性をキープする。貧困脱却の難関攻略期の後は、過渡期を設け、その期間も、貧困脱却した人々に対して、責任を負い続け、政策を変えず、支援を続け、モニタリングも続ける。そして、貧困脱却の難関攻略の成果を確実に強化、拡大させる」と説明した。
さらに、「今後は、農村の低所得者や開発途上地域の支援メカニズムを一歩踏み込んで構築しなければならない。現時点では、西部地域の既に貧困を脱却した県から一部の依然として困難な県を選び、県内で発展の原動力が生まれるよう重点的に支援し、貧困脱却の成果を強化、拡大することを検討している」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月3日