クラック米国務次官が先日台湾地区を訪問したことについて、外交部(外務省)の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で「中国側はかねてから、米国と台湾地区のいかなる形の公的交流にも断固反対しており、必ず正当な対抗措置を講じる」と述べた。
汪報道官は「米側は最近、頑としてアザー厚生長官、クラック国務次官を相次いで台湾地区に派遣した。これは『一つの中国』原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定に深刻に違反するものであり、中国側に対する政治的挑発であり、『台湾独立』分離勢力の気炎を助長し、中米関係と台湾海峡の平和・安定を破壊するものであり、中国側は断固反対し、激しく非難する。中国側は関係する個人に対するものを含め、必ず正当な対抗措置を講じる。米側のこうした行為は重大な国際・地域問題における中米の調整と協力をさらに損なうことにもなる。米側はこれに対して完全に責任を負わなければならない」とした。
また「中国側の国家の主権及び領土的一体性を守る決意は確固不動たるものであり、いかなる外部勢力による中国への内政干渉にも反対する決意は確固不動たるものであり、両岸の統一を実現する決意は確固不動たるものだ。我々は米側に厳正に告げる。『台湾独立』は破滅への道であり、『台湾独立』の黙認と支持は失敗する運命にある。中国側の核心的利益を損ない、中国の内政に干渉するいかなる行為も中国側の力強い反撃に遭う。いかなる勢力も中国統一という歴史的潮流は阻止できない」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月22日