中国の秦剛外交副部長(外務次官)はこのほど、チェコのビストルチル上院議長が台湾地区を訪問したことについて、同国のVladimir Tomsik駐中国大使に厳正な申し入れを行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
秦副部長は「ビストルチル上院議長は中国側の断固たる反対と厳正な申し入れを顧みず、個人的利益のため、台湾当局が利益で釣り、反中勢力が煽動する中、台湾地区へのいわゆる『訪問』を頑なに実行し、『台湾独立』分離独立勢力及び分離独立活動を公然と支持し、中国の主権を深刻に侵害し、中国の内政に粗暴に干渉した。中国側はこれを激しく非難する」と述べた。
「世界に中国は一つしかなく、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法的政府だ。国際社会はとうにこの事を広く認めている。『一つの中国』原則はチェコの外交政策であり、中国・チェコ関係の政治的な基礎だ。ビストルチル上院議長はチェコの国家指導者として公然と天下の大悪事を犯し、チェコ政府側が一貫して遂行を約束してきた『一つの中国』政策に背き、国際法と国際関係の基本準則に深刻に背いた。中国側は必ずや必要な対応を取り、自らの正当な利益を守る。中国側はチェコ側に対して、中国側の厳正な立場と重大な懸念を正視し、ビストルチル上院議長台湾地区訪問の本質を十分に認識するよう促す。国家の主権及び領土的一体性を断固として守る14億中国人民の断固たる意志と決意を見くびってはならない。実際の行動によって『一つの中国』原則を恪守し、ビストルチル上院議長の悪意ある短絡的行動によって両国関係がさらに損なわれることを避けるよう促す」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年9月1日