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上空から捉えた五大連池景勝地の老黒山噴火口。遠くに見えるのは堰塞湖(画像提供・五大連池景勝地ラジオ・テレビ局)。 |
秋分が訪れ、黒竜江省にある五大連池景勝地の木々が色づき、1年で一番色鮮やかな季節を迎えている。人民網が伝えた。
黒竜江省西北部、黒河市の西南部に位置する五大連池は、国家5A級観光景勝地で世界地質公園にリスト入りしている。同景勝地は、五大連池湖エリアおよび周辺の火山群地質景観で構成されている。火山群の標高は400―600メートルあり、14の独立した円錐火山と一連の楯状火山がある。円錐火山と楯状火山は第四紀(地質時代の区分で約260万年前から現在まで)に形成された。また、直近の噴火は300年前に起こり、この噴火で老黒山と火焼山が誕生した。その時に噴出した溶岩によって、エリア内にある石竜江の4ヶ所が塞がり、5つの火山堰塞湖が形成され、最終的に「五大連池」ができた。
五大連池のミネラルウォーターは、世界三大冷泉の一つと讃えられており、低温の炭酸鉱泉には何種類ものミネラルが豊富に含まれ、健康的であるため、世界的にも有名。また、大気中に含まれるマイナスイオン濃度は、世界保健機関(WHO)が定めた新鮮な空気のマイナスイオン濃度基準をはるかに上回っており、保養目的でこの地を訪れる省外からの観光客は、数年前から増加の一途をたどっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年9月25日