湖南省長沙市にこのほど「モバイル信号」が登場した。路線バスの後部に取り付けられたLEDライトの信号が、交差点の信号の情報をリアルタイムで表示し、バスに遮られて信号が見えにくい、バスについていって赤信号で交差点に進入してしまうといった後続車のトラブルを回避することを目指したものだ。
現在、同市では路線バス2千台あまりがスマート化、ネットワーク化への改良を終えている。スマート路線バスはすべてリアルタイムで信号の情報を表示できるようになった。
路線バスの後部で信号の情報をリアルタイムで表示できるようになった。(写真は「長沙晩報」より)
また「長沙晩報」の今月15日付報道によると、長沙スマート公共交通システムは信号情報を表示するだけでなく、センサーを通じて信号の切り替えを「コントロール」して、「赤信号を短く、青信号を長めに」できるようになった。バスが赤が長めの交差点を通過する時、システムが「公共交通優先のため、赤信号を20秒短縮」と伝えたり、青から赤に変わりそうな交差点を通過する時、同じくシステムが「公共交通優先のため、青信号を3秒延長」と伝えたりするという。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年10月17日