今の人々が最も恐れることは、ポケットにお金がないことではなく、スマホの電池が切れること。スマホの電池残量がゼロになった時に、周囲にモバイルバッテリーや充電ケーブルが見当たらない場合、どうしたらよいのだろうか?中央テレビニュースが伝えた。
しかし、心配ご無用。今では、街灯やバス停、公園のベンチなどでもスマホの充電ができる時代になったからだ。
〇武漢:街灯にスマホのワイヤレス充電設備を搭載
湖北省武漢市江漢路にこのほど、スマホのワイヤレス充電設備を搭載した街灯が登場し、街ゆく人々が次々と充電を試している。
武漢建設局の担当者は、「江漢路沿いに、約60本の新型街灯を設置した。これらにはワイヤレス充電設備が搭載されている。『スマホ用ワイヤレス充電口』という標識がある街灯で、超快速充電が可能だ」と紹介した。15分から20分ほどで、スマホ電池を7割以上まで充電することができる。
〇重慶:バスを待ちながらスマホを充電
重慶市では、利用客が多い市街中心部にある旧式のバス停約100ヶ所にスマート化・アップグレード改造を実施した。
バス停のベンチに設置されたワイヤレス充電器
スマートバス停の最大のポイントは、市民に便利な充電設備を導入したことだ。バス停ベンチの両端後ろ側にある欄干には、USBポートが2つずつ設けられている。充電ケーブルを携帯していれば、このUSBポートにケーブルを差し込めば充電できる。このほか、ベンチ中央部分にはワイヤレス充電器が2つ配備されており、スマホのワイヤレス充電も可能となっている。
〇上海:コミュニティの「スマートベンチ」で充電可能
上海市の虹橋街道長虹コミュニティ内のフィットネス・スポットに、新しく「スマートベンチ」が設置された。太陽光エネルギーの取り込み、ワイヤレス充電、ブルートゥース対応オーディオなどの機能が備わっている。
ベンチ両側には充電プレートが2つずつ設けられており、コミュニティの住民は、最上部の両側にある黒いゾーンにスマホを置いておくだけでワイヤレス充電できる。このほか、ベンチにはUSBポートも設けられており、USBケーブルによる充電も可能となっている。
〇北京:公園のベンチでスマホを充電
北京市の亦荘浜河森林公園では、太陽エネルギーを電気エネルギーに転換できる機能を備えたベンチが設置されている。ワイヤレス充電対応スマホであれば、ベンチ表面のワイヤレス充電プレートにスマホを置くだけで充電できる。ワイヤレス充電に対応していないスマホであっても、USBケーブルによる充電が可能となっている。
こうした先進的な設備や技術を目にしたネットユーザーたちからは、「まさに至れり尽くせり!ぜひ全国に普及させてほしい」といった賞賛のコメントが次々寄せられている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年11月23日