第3回中国国際輸入博覧会のボランティア約4800人が18日、上海で宣誓を行い、ボランティアに就任した。同博覧会の会場となる国家エキシビションセンター(上海)で、青年ボランティア約500人がボランティアの代表として宣誓セレモニーに参加し、残りの約4300人はリモート参加した。新華社が報じた。
中国国際輸入博覧会の開催と、新型コロナウイルス対策を、ハイレベル、かつ効果的に両立させるため、今年、共産主義青年団上海市委員会はボランティアを対象にした新型コロナウイルス対策の特別ガイドラインを制定し、ボランティアが自分の身の安全を確保すると同時に、博覧会開催期間中、各種対策の実施に協力できるよう取り組んでいる。
同委員会の鄔斌副書記によると、現時点で、今回の同博覧会はボランティア4844人を採用した。ボランティアの基本的な研修、重点研修、部門ごとの実践研修などはすでに完了している。4844人のうち、これまでの中国国際輸入博覧会でボランティアをした経験がある人が671人、新型コロナウイルス対策のボランティアに参加したことがある人は871人。2000年以降生まれのボランティアが全体の半数以上を占めている。
ボランティアの約3700人が現場で案内・問い合わせ、連絡・応対、ニュース・PR、展示会登録、送迎確保、データ統計、運営管理、医療応急救援、新型コロナウイルス対策・健康PRなどの部門で働く。うち、新型コロナウイルス対策・健康PRは、新型コロナウイルス対策を実施するために新設された部門となる。
2018年から、毎年11月に上海で開催されている中国国際輸入博覧会のボランティアは、上海の青年が国や社会のために働く重要なマンパワーとなっている。博覧会の会場となる国家エキシビションセンター(上海)の外観は、「四つ葉のクローバー」のようであるため、ボランティアは「小さな葉」と呼ばれている。博覧会開催期間中、ボランティアは異なるバッジを付けており、誰が経験豊富な「小さな葉」か一目で分かるようになっている。例えば、3年連続で同博覧会のボランティアをしている人は、「三年生」と刻まれた金属のバッジを付けている。その他、「一年生」と「二年生」と刻まれたバッジもある。
第3回中国国際輸入博覧会は11月5日から10日までの6日間、上海で開催される。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年10月19日