深セン市文化広電旅游体育局によると、深セン・倉敷水墨画交流展「水墨対話」が今月1日から6日まで、日本の岡山県倉敷市で開催されている。中国新聞網が報じた。
開幕式には倉敷市自治体や文化団体、企業関係者約100人が出席。倉敷国際ふれあい広場実行委員会の上西隆実行委員が挨拶したほか、岡山県備前市の田原隆雄市長が祝辞を寄せた。また、ソプラノ歌手の村上彩子さんが多くのファンと共に会場に駆け付けた。
挨拶する倉敷国際ふれあい広場実行委員会の上西隆実行委員(撮影・申天霞)。
後援する深セン天下国際文化産業有限公司によると、今回の交流展では、深セン画院が厳選した深センのアーティストの水墨作品約40点に加えて、日本の画家である江草昭治氏、武田昭一氏、藤原正志氏ら7人の作品が展示されている。両国のアーティストは、伝統絵画の継承、発揚、開拓、革新を通して、都市文明や多元化した文化環境のおける独特の思考を表現し、創作の実力を発揮している。画風や画法は多岐にわたり、特色が鮮明で、学術性と鑑賞性が高い。
倉敷ママ会の赤堀涼子副会長は、子供と共に展示会を見学し、「子供には、水墨画を通して、中国の文化を肌で感じ、深センを知ってほしい。言葉は通じなくても、絵画展を通して、心を通わせ、相互理解を促進することができる。新型コロナの影響で、深センのアーティストが会場に来ることはできなかったものの、画家らは作品を通して、倉敷市の市民とアートを共有している。是非深センに行ってみたいし、倉敷と深センの文化交流がもっと増え、盛り上がることを願っている」と語った。
作品を鑑賞する女性(撮影・申天霞)。
日本の中国伝統文化友好協会の太漏澄夫会長は、「近年、倉敷と深センは共同でたくさんの文化交流を企画しており、理解が深まっているだけでなく、周辺都市が深センとの文化交流に興味を持つようになっている。今後、文化・アートの分野で一歩踏み込んだ交流、協力が展開され、両地の人々が互いの理解と親睦をもっと深めることを願っている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月3日