国家穀物・物資準備局によると、現在、中国では秋に収穫する穀物の買い取りが順調に行われており、穀物の市場での供給にはゆとりがあり、運営状況が安定している。今年1月5日現在、主要生産地域の政府統計に組み込まれた企業による秋に収穫する穀物の買取量は累計1億1千万トンに達し、前年同期比500万トン増加した。買取状況をみると、市場化された買い取りの割合が98%に達し、前年より8ポイント上昇した。
同局の関係責任者は、「買取市場には安定と秩序正しさ、高品質と高価格という特徴がはっきりとみられる。現在、主要生産地域の中生・晩生のインディカ米の平均買取価格は1トンあたり2796元(1元は約16.1円)となり、ジャポニカ米は2802元、トウモロコシは2560元、大豆は5250元だった」と説明した。
穀物の供給保障についてみると、2020年の中国穀物市場はゆとりある供給、安定した運営を維持した。穀物の在庫は高水準にあり、小麦やもみ米など日常生活に必要な穀物は1年分の消費ニーズを十分にまかなえる量がある。同時に、企業の商品としての在庫も目に見えて増加し、この15年ほどで最大水準になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月14日