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2020年の人気グルメランキングといえば、タニシ麺が必ずランク入りするはずだ。2021年もタニシ麺のおいしさから逃れられる人はいないだろう。そしてタニシ麺が次はどんなスタイルで私たちの前に登場するかも常に予想がつかない。今では、よく知られた一部のブランド以外にも、一部の異業種発のタニシ麺も見かけるようになってきた。高級志向の顧客向けの五菱汽車のタニシ麺があれば、ケンタッキーの持ち帰り専用のタニシ麺もあり、ガソリンスタンドで買えるタニシ麺もある。
中石化もタニシ麺を売り出す
中国石油化工集団(中石化)はこのほど、オリジナルブランドのタニシ麺「易姐姐タニシ麺」を売り出した。自分で煮込むタイプとお湯を注ぐだけのタイプがあり、煮込むタイプなら約10分、お湯タイプなら約5分で食べられる。中石化傘下のコンビニ「易捷便利店」2万7千店で販売されるほか、産地から直接取り寄せることもできる。
このニュースが伝わると、多くのネットユーザーが注目して様子を見守った。中には、「石油会社がタニシ麺を販売するなら、石油の匂いがしなければらしさがない」とからかう人もいれば、「タニシ麺を買ったらガソリン代を割引きしてほしい」と言う人、「中石化は92号ガソリン味や95号ガソリン味のタニシ麺を開発した」と冗談を言う人もいる。
五菱のタニシ麺の「食べられない」パッケージ
タニシ麺の人気が出ると、好歓螺や嘻螺会などのタニシ麺ブランドが誕生したほか、食品会社の三只松鼠や良品舗子などますます多くの企業がこの分野に参入しているだけでなく、一部の食品とは無関係な企業もレースに参入した。
たとえば上汽通用五菱汽車株式有限公司はこのほど、「人民印五菱タニシ麺」を打ち出し、驚きをもって迎えられた。公式サイトにアップされた写真をみると、このタニシ麺のパッケージデザインはまるでぜいたく品のようで、エメラルドグリーンを基調にしたパッケージに金のマークや封蝋があしらわれ、カトラリーもついた豪華なものだ。多くのネットユーザーから、「五菱汽車はタニシ麺を売っているが、このパッケージでは(高価で)食べられない」との声が上がり、「五菱車のオーナーとして、五菱製タニシ麺を1度も食べたことがないのが恥ずかしい」という人もいる。
五菱ブランドのタニシ麺の実際の業務責任者の話では、「今回打ち出したこの高級タニシ麺は非売品で、現在は当ブランドや国に特別な意味をもった企業やお客様にだけお渡ししている。今後は違うパッケージの普及版タニシ麺を打ち出して、大勢のお客様に売りたい」という。